「あたりまえ」が未来を創る。子どもたちの自立を1年かけて「しっかり」応援したい
私たちが「あたりまえ」と思っていることでも、家庭環境や生活状況などさまざまな課題によって、実現できないでいる子どもたちがいます。子どもたちが「あたりまえ」を当たり前に実践することは、自分の可能性を知る機会につながり、進路選択や自立に向けたきっかけをつかむことに直結します。
そんな思いを持って認定NPO法人育て上げネットがクラウドファンディングに挑戦しています!
育て上げネットについて
社会とのつながりを失った若者」と「社会」とを再びつなぐための就労支援を行っています。年間2,000名を超える若者と出会ううち、育った環境やその当時の経験の乏しさが、自己肯定感の低さや、自尊心を持てない要因になり、「働く」や「働き続ける」ことへの不安につながっていくことが分かりました。私たちは「子ども」のときの未経験が自信喪失とならないように、特にそういった不安を抱えやすい生活困窮状態の家庭を中心に予防事業を行っています。学校がある時期は放課後の学習スペースを運営しており、宿題や勉強を見たり、彼らの話を聞く居場所にもなっています。
"可能性"に出会えなかった子どもたち
将来的な自立を目的に子どもの学習支援を始めて、7年が経ちました。社会の中でも「子どもの貧困」という言葉が生まれ、メディアにも日々取り上げられる「社会課題」として広く知られるようになりました。私たちのところを訪れる子どもたちは、ぱっと見、”普通の子ども”なのに、実はひとり親家庭であったり、生活困窮家庭で育っていたり、外国にルーツを持っていたり、多様な不安のなかで生活していることがあります。
そういった家庭では、経済的な困窮状態や家庭環境が影響して、学習機会や社会体験の機会を失いやすい傾向にあります。機会を逸してしまうと、能力を発揮する機会を得られなかった自分を過小評価し、本来、自分が持っている可能性に出会えないままになってしまう可能性があります。
私たちは子どもたちの機会損失が将来の自立に影響すると考え、これまで、さまざまな方法で機会を提供してきました。
学校の宿題を提出できるようになるために、大学生のボランティアと一緒に問題を解いたり、受験期には普段面識のない職員が面接練習を行なって練習する機会を作りました。経済的に模試を受けられないという話を聞いたら、無償で受験できる環境を整えました。
不登校気味で修学旅行に参加できず後悔していた様子をみれば、自分たちで修学旅行を企画して思い出を作りました。
IT教育が始まると聞いて、プログラミング講座を実施したり、サッカーを観戦したいという希望は、同じようにサッカー少年だった大人たちの支えのもとに実現することができました。
子どもたちはその度に新しい顔を見せてくれます。それは、本人も知らなかった新たな可能性を見つけたときです。
普段、引っ込み思案の子はキャンプ場でリーダーシップをとって場をまとめくれました。
普段、進路がいまいち決めきれなかった子は、模試によって等身大の自分を知り、夢を語るようになりました。
普段、不登校で修学旅行に行けなかった子は、自ら旅行を企画し「行けなかった自分」をアップデートしました。
このように子どもたちにたくさんの「あたりまえ」をあたりまえに経験出来るように取り組んできた育て上げネットの取り組み。
今年参加する子どもたちにとっても、これからの人生を見定めていく大切なタイミングに、さまざざまな経験はこれからの人生にとって、とても大きな経験、機械になると思います。
ぜひご支援・ご協力のほど、よろしくお願い致します。